釜無川ルート(富士川源流・西側)
往復釜無川ゲートから源流沿いの林道を延々と歩き、横岳峠から急登で稜線へ。そこから先は不安定な岩稜とルートファインディングの連続で、鎖や岩の窓(鹿窓)をこなして第一高点へ至ります。往復約27kmと長く、岩場の処理を誤れば致命的。南アルプス屈指の難路で、編集長もヘルメットを着けて長い一日を歩き切りました。
甲斐駒ヶ岳の北西に連なる鋸歯状の岩稜。釜無川源流の長い林道から取り付き、岩場とルートファインディングをこなして第一高点へ。南アルプス屈指の難路。
出典:地理院タイル(国土地理院) / ルートは編集長のYAMAP活動記録(GPX)の実測。スクロール拡大は地図クリック後に有効。
Location & access
座標は編集長のGPSログ(実測)の起点・山頂地点です。
Watch
Editor's note
鋸岳は、甲斐駒ヶ岳の北西に連なる標高2,685m(第一高点)の山です。その名のとおり鋸の歯のように切り立った岩稜が続き、不安定な岩場の通過とルートファインディングが求められる、南アルプス屈指の難路として知られます。北杜市在住の編集長が、地元の南アルプス北端を実際に歩き、判断材料を整理します。
歩いたのは、富士川(釜無川)源流をさかのぼる釜無川ルート。前半は源流沿いの林道を延々と歩き、横岳峠から急登で稜線へ。そこから先は鋸歯状の岩稜が連続し、鎖や岩に開いた窓(鹿窓)をこなしながら第一高点をめざします。往復約27kmと長く、岩場の処理を誤れば致命傷になりかねません。
編集長の実測は休憩込みで約12時間47分(04:21発・11:28登頂・17:08下山)。ヘルメットを着け、長い林道と険しい岩稜を歩き切った一日でした。麓の北杜から仰ぐ甲斐駒ヶ岳、その隣に刻まれた鋸の稜線に、実際に立つ充実感はひとしおです。
明確に上級者向けの山です。岩場の経験・ヘルメット・確実なルートファインディングが前提。エスケープに乏しく行動時間も長いので、早出を徹底し、天候が崩れる日は入山を見送ってください。
Routes
釜無川ゲートから源流沿いの林道を延々と歩き、横岳峠から急登で稜線へ。そこから先は不安定な岩稜とルートファインディングの連続で、鎖や岩の窓(鹿窓)をこなして第一高点へ至ります。往復約27kmと長く、岩場の処理を誤れば致命的。南アルプス屈指の難路で、編集長もヘルメットを着けて長い一日を歩き切りました。
伊那側の戸台から角兵衛沢を詰めるルートや、甲斐駒ヶ岳から縦走するルートもありますが、いずれも崩れやすい岩場・急峻なルンゼをともなう上級者限定の道です。
Editor's record
編集長が実際に歩いたときの行程です(動画の記録より)。コースタイムの目安にどうぞ。
History & culture
鋸岳は赤石山脈(南アルプス)の北端、甲斐駒ヶ岳の北西に連なる標高2,685m(第一高点)の山です。その名のとおり鋸の歯のようにぎざぎざと切り立った岩稜が連なり、日本二百名山・山梨百名山に数えられています。
三角点は北寄りのピーク(2,606.8m)に置かれていますが、最高地点は第一高点(2,685m)。第二高点(2,675m)との間には大ギャップ・小ギャップと呼ばれる切れ込みや、岩に開いた窓をくぐる『鹿窓』など、名うての難所が連続します。不安定な岩場の処理と的確なルートファインディングが求められ、一般登山者の姿を見ることは多くありません。
南アルプスの中でも特異な存在で、静かで険しい岩の山。麓の北杜から仰ぐ甲斐駒ヶ岳の、その隣に刻まれた鋸の稜線は、見る者に強い印象を残します。
Photos
すべて編集長が実際の山行で撮影した写真です。タップで拡大できます。
FAQ
Where to next