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甲斐駒ヶ岳の風景(編集長撮影)

Mountain Guide | 南アルプス

甲斐駒ヶ岳 登山ガイド|黒戸尾根の難易度・コースタイム・絶景

難易度・ルート概要
上級

尾白川渓谷を起点に、竹宇駒ヶ岳神社からつり橋を渡り、日本三大急登の黒戸尾根を山頂へ。標高差2,200mを超える信仰の表参道。

  • 甲斐駒ヶ岳2,967m
標高
2,967m
コースタイム
黒戸尾根 日帰り往復 約14時間13分(編集長の実測・休憩込み)
ベストシーズン
7月〜10月(盛夏〜紅葉。初夏は上部に残雪が残り、凍結・滑落に注意)
距離
17.7km
累積標高
2,505m
駐車場
尾白川渓谷駐車場(約100台)。週末は早朝に満車のことも
黒戸尾根(5月) 2026年5月27日 17.7km 累積2,505m 日帰り往復 約14時間13分(休憩込み)

尾白川渓谷の竹宇駒ヶ岳神社を起点とする信仰の表参道=日本三大急登。標高差2,200m超を一気に登る健脚向けの日帰り往復。

0:00経過0.0km780m
標高プロフィール編集長のGPX実測 ・ 沿面距離 17.75km
起点甲斐駒ヶ岳 2,967m暗いうちにヘッドランプで出発(黒戸尾根の登山口付近)(クリックで拡大)新緑の樹林帯。朽ちた巨木が立つ序盤の登り(標高1,850m付近)(クリックで拡大)鎖場を登る。雲海の向こうに八ヶ岳を望む(標高2,000m付近)(クリックで拡大)大岩の間をよじ登る。黒戸尾根後半の岩場(標高2,100m付近)(クリックで拡大)ガスが流れる稜線。新緑越しに高みを望む(標高2,150m付近)(クリックで拡大)5月下旬でも登山道に残る雪(標高2,500m付近)(クリックで拡大)九合目・烏帽子岩の道標(標高2,800m)(クリックで拡大)山頂直下に立つ駒ヶ嶽神社本社の石柱と祠(クリックで拡大)甲斐駒ヶ岳の山頂(標高2,967m)の山頂標(クリックで拡大)ガスの中、立ち枯れにとまるホシガラス(下山途中)(クリックで拡大)鎖場を下る。眼下に甲府盆地や八ヶ岳方面の展望(下山)(クリックで拡大)尾白川にかかる吊り橋まで戻る(下山終盤)(クリックで拡大)7003,10008.917.7 km起点甲斐駒ヶ岳 2,967m暗いうちにヘッドランプで出発(黒戸尾根の登山口付近)(クリックで拡大)新緑の樹林帯。朽ちた巨木が立つ序盤の登り(標高1,850m付近)(クリックで拡大)鎖場を登る。雲海の向こうに八ヶ岳を望む(標高2,000m付近)(クリックで拡大)大岩の間をよじ登る。黒戸尾根後半の岩場(標高2,100m付近)(クリックで拡大)ガスが流れる稜線。新緑越しに高みを望む(標高2,150m付近)(クリックで拡大)5月下旬でも登山道に残る雪(標高2,500m付近)(クリックで拡大)九合目・烏帽子岩の道標(標高2,800m)(クリックで拡大)山頂直下に立つ駒ヶ嶽神社本社の石柱と祠(クリックで拡大)甲斐駒ヶ岳の山頂(標高2,967m)の山頂標(クリックで拡大)ガスの中、立ち枯れにとまるホシガラス(下山途中)(クリックで拡大)鎖場を下る。眼下に甲府盆地や八ヶ岳方面の展望(下山)(クリックで拡大)尾白川にかかる吊り橋まで戻る(下山終盤)(クリックで拡大)7003,10008.917.7 km
ルート全体図地理院地図に編集長のGPS実測ルートを表示 ・ 17.75km

出典:地理院タイル(国土地理院) / ルートは編集長のYAMAP活動記録(GPX)の実測。スクロール拡大は地図クリック後に有効。

Location & access

所在地山梨県北杜市・長野県伊那市(南アルプス北部)
登山口尾白川渓谷駐車場(竹宇駒ヶ岳神社)/山梨県北杜市白州町(尾白川渓谷)35.7962, 138.2973Google Mapで開く →
アクセス車:中央自動車道・長坂ICから県道606号で尾白川渓谷へ(ICから約30分)。竹宇駒ヶ岳神社の先が黒戸尾根の登山口。公共交通の便は少なく、車利用が現実的です。
山頂35.7579, 138.2368地図で見る →

座標は編集長のGPSログ(実測)の起点・山頂地点です。

この回を動画で見る

この回の実測タイム

  1. 04:05尾白川渓谷の駐車場・竹宇駒ヶ岳神社を出発(まだ暗くヘッドランプ)
  2. 07:48標高2,000m付近。鎖と梯子の岩場が始まる
  3. 10:09七丈小屋(七合目・標高約2,370m)付近を通過
  4. 11:38九合目・烏帽子岩(標高2,800m)
  5. 12:22甲斐駒ヶ岳に登頂(標高2,967m)。白い花崗岩の山頂
  6. 18:19尾白川の吊り橋を渡り駐車場へ下山(往復 約14時間13分)

Editor's note

編集長のレビュー

編集長
編集長
登った日:2026-06-22

甲斐駒ヶ岳は、南アルプス北部に立つ『花崗岩の白い山』。北杜市在住の編集長が、地元から毎日見えるこの山を2つのルートで実際に登り、判断材料を整理します。上の「山行記録」タブで、黒戸尾根と北沢峠それぞれの山行リプレイ・標高プロフィール・ルート図・写真を見比べられます。

ひとつは黒戸尾根(表参道)——尾白川渓谷の竹宇駒ヶ岳神社からつり橋を渡って取り付く、標高差2,200m超の「日本三大急登」。七合目の七丈小屋から上は梯子・鎖・岩場が連続し、編集長の実測でも休憩込み約14時間13分という長丁場でした(04:05発・12:22登頂・18:19下山)。

もうひとつは北沢峠からの一般ルート——バスで標高約2,030mまで上がれるぶん標高差が小さく、仙水峠の岩塊帯から駒津峰を越えて山頂へ。編集長の実測は往復 約6時間36分で、初〜中級者でも狙いやすい王道です。同じ白い頂でも、登り方でこれだけ表情が変わります。

初級者は無理に黒戸尾根へ挑まず、北沢峠ベースを選ぶ判断を。黒戸尾根を日帰りするなら早出を徹底し、時間に余裕が持てないなら七丈小屋泊を。残雪期は上部の凍結・滑落にも注意してください。

Routes

ルートを選ぶ

黒戸尾根ルート(表参道)

往復
難易度
上級
参考時間
約14時間13分(編集長の実測)/標準 約16時間
日帰り
日帰り可・健脚向け(七丈小屋泊が安全)

竹宇駒ヶ岳神社を起点とする信仰の表参道で、日本三大急登のひとつ。標高差2,200m超を一気に登る長大な道で、七合目の七丈小屋から上は梯子・鎖・岩場が連続します。エスケープが乏しく、体力・岩場経験ともに問われる体力勝負のルート。編集長もこのルートを日帰りで歩きました。

北沢峠ルート(仙水峠・双児山経由)

往復・縦走
難易度
中級
参考時間
山頂往復 約6時間36分(編集長の実測・北沢峠起点)
日帰り
バス利用で日帰りも可

標高約2,030mの北沢峠までバスで上がれるため標高差が小さく、黒戸尾根よりはるかに一般向き。仙水峠の岩塊帯から駒津峰を越えて山頂へ。仙丈ヶ岳と組み合わせて登られることも多い、初〜中級者でも狙いやすい王道ルートです。編集長も実際にこのルートで登頂しています。

History & culture

歴史と文化

甲斐駒ヶ岳は、古くから信仰を集めてきた『駒ヶ岳信仰』の山です。山梨県側の表参道にあたる黒戸尾根は、文化13年(1816年)に信州・諏訪出身の弘幡行者(小尾権三郎)が開いたと伝えられ、いまも横手・竹宇の駒ヶ岳神社を起点に、不動岩(威力不動尊)などの石碑・石仏が点々と残ります。山頂直下には駒ヶ嶽神社本社の祠と鉄剣が立ち、修験の道だった歴史を今に伝えています。

地質的にも特別な山です。茶褐色の岩が多い南アルプスにあって、甲斐駒ヶ岳は鳳凰三山と並ぶ数少ない『花崗岩の白い山』。山頂部に広がる白砂と風化した花崗岩が、晴れた日にはひときわ明るく輝きます。

黒戸尾根は標高差2,200mを超える長大な登りで、『日本三大急登』のひとつに数えられます。麓の駒ヶ岳神社から山頂まで、信仰の道をたどりながら一歩ずつ高度を上げていく——それが甲斐駒ヶ岳の表参道です。

編集長の登山ギアが気になる方へ1年間の山行で本当に役立った道具を動画で紹介しています

FAQ

よくある質問

甲斐駒ヶ岳は初心者でも登れますか?
黒戸尾根ルートは日本三大急登のひとつで上級者向けです。標高差2,200m超を一気に登り、後半は梯子・鎖・岩場が連続します。体力と岩場の経験が必要で、初級〜中級者には北沢峠からのルート(編集長も登頂)が現実的です。
黒戸尾根は日帰りできますか?
健脚なら日帰り往復も可能ですが、標準で約16時間、編集長の実測でも休憩込み約14時間13分の長丁場でした。エスケープも乏しいため、七合目の七丈小屋で1泊すると安全です。いずれにせよ早出が必須です。
北沢峠からのルートはどのくらいですか?
編集長の実測で往復 約6時間36分・距離約9.8kmでした(北沢峠→仙水峠→駒津峰→甲斐駒→双児山の周回)。北沢峠までバスで標高約2,030mまで上がれるぶん、黒戸尾根より標高差が小さく登りやすい王道ルートです。
駐車場はどこですか?
黒戸尾根は尾白川渓谷駐車場(約100台)が起点です。竹宇駒ヶ岳神社の参道を進み、尾白川のつり橋を渡ると登山道が始まります。北沢峠ルートはマイカー規制のため、戸台パークから始発バスでのアクセスになります。
残雪はいつ頃まで残りますか?
年にもよりますが、編集長が黒戸尾根を歩いた5月下旬でも標高2,500m付近の登山道に雪が残っていました。初夏は上部の凍結・滑落に注意し、時期によっては軽アイゼンを携行してください。
黒戸尾根の名前の由来や歴史は?
黒戸尾根は甲斐駒ヶ岳の表参道で、文化13年(1816年)に弘幡行者(小尾権三郎)が開いたと伝わる信仰の道です。麓の駒ヶ岳神社から山頂直下の駒ヶ嶽神社本社まで、石碑や石仏、鉄剣など信仰の痕跡が今も点在します。

Where to next

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